まる女先生筆
             わが子の歯並び
前回、わが子(5歳6か月)の歯の生え変わりについてお話しました。
その後の2人の歯並びです。
みなさん、女の子と男の子の違いに気が付きますか??
男の子はBが早期喪失しております。

日々、まるめデンタルクリニックにて、
多くのお母様方から、たくさんの質問を受けます。

『先生、奥から歯が生えて生きて、他の歯と重なっているが、大丈夫ですか?』
『歯が抜けて随分経つが、歯が生えてこない』
『既に、乳歯の時から歯が窮屈そうで重なっているが、将来大丈夫ですか?』

分かります。分かります。その気持ち
私もみなさんと同じように、わが子の歯並びを心配しています。

初めて顎全体を確認できるパノラマレントゲン写真をとりました。
【1】先天性永久歯欠損 【2】過剰歯や石灰化異常がないか
の確認のためです。
これはレントゲン検査を行わない限り分かりません。
(乳歯)の早期喪失部の石灰下異常↓↓
近年、【1】先天性永久歯欠損及び、【2】過剰歯や石灰化物異常が多く認められます。
女の子には、現在異常が認められませんでしたが、
男の子には、B(乳歯)が早期喪失する原因として、その下に石灰化異常が認められました。

今後、時期の成長を見て、石灰化異常を摘出しなければ、
2(永久歯)は自然に生えてこないと考えられます。

7歳くらいになれば、見た目の歯の状態だけでなく、
顎全体のレントゲン検査(パノラマ検査)にて
【1】先天性永久歯欠損
【2】過剰歯や石灰化異常がないかの確認を
行うことをお勧めします。

歯列不正の原因として、
【1】遺伝的要因
【2】指しゃぶり、開口、下の癖などの生物学的機能的要因
【3】先天性永久歯欠損。過剰歯や石灰化異常など

みなさんも遺伝的要因はよくご存知であると思いますが、
最近、矯正では歯列のみを改善するのではなく、
口呼吸や指しゃぶり、姿勢などの機能的要因が
歯列不正に大きく関係していることがクロースアップされております。

歯の抜かない矯正には、早期治療、早期機能訓練がとても大切です。

歯並びをきれいにする矯正治療には
【1】機械的矯正治療(可撤式床矯正、形状記憶合金の処置)
【2】生物学的機能療法(咀嚼訓練、食事の環境、悪習慣の除去の処置)
治療をしては、上の2つの処方をします。
当店、お口の相談室でも、
ポカンX、リットレメーター、かむトレーニングガム、カムカムチューブ(準備中)、かむかむ、とじろーくん、
タッチスティック などをご紹介しておりますので、どうぞ参考にしてみてください。
ポカンX かむかむ タッチスティック
歯に抜かない床矯正(鈴木床矯正研究会)は、
最近メディアでも注目されており、
お口の相談室でも、ポカンX、リットレメーターなどは
人気商品です

書籍に『抜かない歯医者さんの矯正の話』  鈴木設矢 著 弘文堂出版
   『床矯正・矯正治療の手引き』 鈴木設矢 著 床矯正研究会発行

などがあり、患者さん向けの分かりやすい矯正治療について、
歯列不正の原因、種類、治療方法などが紹介されております。

まるめデンタルクリニック 田中まる女は鈴木床研究会に所属しております。
矯正治療の術前、術後などホームページにて
ご紹介しておりますので、どうぞご覧くださいませ。

また、歯科医院受診して、初めて購入できる機能訓練装置もございますので、
詳しくは受診時にご相談ください。